老後資金を守るために絶対にやってはいけないこと7選
「気づけば通帳の残高がどんどん減っている」
「本当に必要なのか分からないまま契約してしまった」
「詐欺のニュースを見るたび、自分も狙われるのではと不安になる」
実は老後に“お金を守れない理由”の多くは、本人の意図とは関係なく起きています。
収入が減る一方で、医療費や生活費は確実に増えていきます。
判断力も少しずつ低下する中で、営業や勧誘、ネット詐欺のリスクが重なると、お金を失うスピードは想像より早く進みます。
今回は、老後のお金を守るために「絶対にやってはいけないこと」7つを具体例とともに分かりやすく解説します。
結論を先にお伝えすると、老後に避けるべきなのは「よく分からない契約をすること」「高額商品を衝動買いすること」「記録をつけないこと」など、日常の中に潜む落とし穴です。
後半では、お金の失敗を防ぐ考え方や、安全に暮らすための行動のコツも紹介します。
今日からできる対策ばかりなので、ぜひ最後までお読みください。
また、このチャンネル《老後コンパス》は、60代の両親をきっかけに生まれました。
父は持病と闘いながら仕事を続け、母は毎朝コンビニで家計を支えています。
『お金は大丈夫かな』『この先働けるかな』
そんな不安を口にする二人を見て、老後はまだ先じゃなく、すぐそばにあると感じました。
そんな他人事ではない不安を、少しでも軽くするヒントを発信しています。
ぜひチャンネル登録をして、続きをご覧ください。
それでは見ていきましょう!
老後に「お金を守る」ことが大切な理由
老後にお金を守ることが大切なのは、突発的な損失が家計を一気に崩す危険があるからです。
食品や日用品の出費は調整できますが、詐欺被害や高額な金融商品、不要なリフォーム契約などの損失は、一度で数十万〜数百万円になることがあります。
年金生活では取り返すことが難しく、大きな出費がそのまま生活の破綻につながります。
また、年齢とともに判断力が低下し、強い勧誘を断りにくくなることも影響します。
年金生活では収入を増やすことが難しく、大きな出費を取り返せません。
だからこそ、老後は契約や購入の場面でお金を守る力がとても重要になります。
老後のお金を守るためにやってはいけないこと7選
老後のお金を守るために、特に注意したい行動があります。
ここでは、実際にトラブルにつながりやすい7つの行動を具体的に紹介します。
① よく分からないまま契約・購入してしまう
最初に注意したいのが、内容を理解しないままの契約です。
説明を聞いても内容が理解できない契約はとても危険です。
理解できないまま契約すると、解約できないサービスや想定外の費用が発生する商品を抱えることがあります。
営業の人が急かしてくる場面では特に注意が必要です。
「その場で決めない」を徹底すると、お金のトラブルを防ぎやすくなります。
訪問販売や電話勧誘販売などで契約した場合、一定期間内であれば無条件で契約を解除できる「クーリングオフ制度」があります。
訪問販売の場合は契約書面を受け取った日から8日以内、電話勧誘販売も同様に8日以内です。
ただし、店舗での購入や通信販売には原則適用されません。
困ったときは、消費者ホットライン「188(いやや)」に相談しましょう。
② 高額なリフォーム・布団・健康器具を衝動買いする
次に気をつけたいのが、高額商品の衝動買いです。
老後になると、体や生活への不安を煽るような営業が増えます。
「今のままだと危険です」という言葉に不安を感じてしまい、高額商品を買ってしまうケースがあります。
ここでいう「高額」とは、おおむね10万円以上の商品を指します。
リフォームでは数十万円から100万円以上、健康器具や布団でも10万円から50万円程度の商品が対象になることが多いです。
大きな買い物は家族や信頼できる人に相談する習慣を持つことが重要です。
③ 保険をなんとなく継続・新規加入してしまう
保険についても、見直しが必要です。
保険の種類が多く内容が複雑なため、分からないまま加入してしまう方がいます。
老後は収入が減るため、必要のない保険が家計を圧迫する原因になります。
更新の案内が届いたら、内容を見直しましょう。
特に医療保険やがん保険は、高齢になると保険料が高くなる一方で、公的な医療制度(高額療養費制度など)でカバーできる部分も多いため、本当に必要かどうか検討する価値があります。
④ 「お得」に弱く、過度なまとめ買いをしてしまう
お得な買い物も、度が過ぎると問題になります。
安く見える商品でも、使い切れなければ無駄な支出です。
特に食品や日用品のまとめ買いは、在庫管理が大変になりやすく、使わずに捨てることも増えてしまいます。
買い物は必要なものだけをメモして購入しましょう。
「お得」という言葉に反応する前に、本当に必要か、使い切れるか、を考える習慣が大切です。
⑤ 生活費の記録をつけない(家計が把握できない)
家計管理の基本である記録も、忘れてはいけません。
家計を把握できない状態が続くと、お金がどこに消えているのか分からなくなります。
気づかないうちに赤字が積み重なり、残高が急に減るケースがあります。
毎月の固定費と変動費を整理するだけで、家計の流れが分かりやすくなります。
手書きのノートでも、スマホのアプリでも大丈夫なので、自分に合った方法で記録をつけるようにしましょう。
⑥ 家族や知人にお金を貸す・連帯保証人になる
人間関係にまつわるお金の問題も、慎重な対応が必要です。
家族や親しい人のお願いでも、簡単にお金を貸したり連帯保証人になるのはリスクがあります。
また、返済されないままトラブルになることもあります。
老後のお金は生活を支えるための大切な資産です。
断りづらい場合は「相談してから返事します」と伝えることが効果的です。
連帯保証人は、借りた本人と同じ責任を負うことになります。
本人が返済できなくなった場合、保証人に全額請求が来る可能性があるため、特に慎重な判断が求められます。
⑦ ネット・電話の詐欺対策をしないままにする
最後に、詐欺への対策も欠かせません。
今の詐欺は手口が巧妙で、誰でも被害に遭う可能性があります。
代表的な手口には以下のようなものがあります。
・還付金詐欺
税金や医療費の還付があると偽り、ATMで操作させてお金を振り込ませる手口です。
・オレオレ詐欺
息子や孫を装って「事故を起こした」「お金が必要」と電話をかけてくる手口です。
・架空請求詐欺
メールやショートメッセージで「未払いの料金があります」と送り、リンクを押させて個人情報を盗む手口です。
電話で個人情報を聞かれたときは、その場で答えない習慣が必要です。
不安を感じたときは、すぐに家族や消費生活センター(消費者ホットライン188)に相談しましょう。
実際にあった「老後のお金の失敗例」
ここまで7つの避けるべき行動を見てきましたが、実際にはどのようなトラブルが起きているのでしょうか。
具体的な事例を見ていきましょう。
営業トークに押されて契約してしまったケース
健康の不安を抱えていた70代の方が、訪問販売で「今の布団では腰が悪化する」と強く言われ、38万円の布団を購入してしまいました。
契約後に家族へ相談したところ、同じような機能の商品が他店では10万円以下だったことが分かりました。
営業の勢いに押されると、冷静な判断がしづらくなります。
高額な商品ほど、その場で決めずに一度持ち帰ることが重要です。
「節約しなきゃ」と思いすぎて逆に損をしたケース
食費を減らそうと安い食品ばかり選んでいた60代の方が、栄養バランスが崩れて体調を崩し、通院と薬代で月3万円以上かかるようになった事例があります。
節約は大切ですが、体の健康を損なう節約は結果的に出費が増えることがあります。
特に食事と健康診断の費用は、削りすぎないことが長期的には経済的です。
孤独感から高額商品を買い続けてしまったケース
一人暮らしの80代の方が、電話で長時間話を聞いてもらえることに安心し、勧められるまま健康器具を3台(合計80万円以上)購入した事例があります。
「誰かに話を聞いてほしい」という気持ちが判断に影響し、気づけば貯金が200万円以上減ってしまいました。
孤独や不安は、お金の選択に大きく関わります。
このような場合、地域の交流スペースやサークル活動など、お金を使わずに人とつながれる場所を知っておくことが予防につながります。
老後のお金を確実に守る3つの原則
失敗例を見たところで、次はお金を守るための基本原則を確認しましょう。
① 自分の「判断できる範囲」を決めておく
まず大切なのが、自分の理解できる範囲を明確にしておくことです。
年齢とともに判断のスピードがゆっくりになることは自然なことです。
そのため、あらかじめ「自分が理解できる範囲」を決めておくことが安全につながります。
内容が難しい契約や、専門用語が多い話は無理に理解しなくても大丈夫です。
理解できないものには手を出さないという基準を作ることで、お金を守る力が高まります。
② すぐに契約しない「24時間ルール」をつくる
次に効果的なのが、時間を置くことです。
契約の場面では、相手の言葉に押されやすくなるので、焦って決めると判断ミスが起こりやすくなります。
どんなに魅力的な話でも、すぐに契約せず一晩おいてよく考えることが必要です。
時間をとると気持ちが落ち着き、冷静な判断ができるようになります。
売る方は冷静な判断をさせないように決定を急がせてきますが、急がせる相手ほど時間を置くことが重要です。
③ 誰かに必ず相談する仕組みをつくる
最後に、相談できる環境を整えておきましょう。
一人で抱え込むと不安が強くなり、判断を誤ることがあります。
家族、友人、地域の相談窓口など、信頼できる相手を一人でも確保しておくと安心です。
「相談してから決める」というルールを作れば、強引な勧誘や詐欺の被害を防ぎやすくなります。
相談先を事前に決めておくことで、いざというときに迷わず行動できます。
主な相談窓口
- 消費者ホットライン:188(いやや)
- 地域包括支援センター:市区町村に設置
- 法テラス:法的トラブルの相談
- 成年後見制度:判断力が低下した場合のサポート
※成年後見制度は、認知症などで判断力が低下した場合に、財産管理や契約行為をサポートしてもらえる制度です。
今日からできる「お金を減らさない習慣」
基本原則がわかったところで、最後に今日から実践できる具体的な習慣を紹介します。
固定費を見直し、毎月の流れをシンプルにする
まず取り組みたいのが、固定費の見直しです。
老後の家計は、固定費を整えるだけで大きく安定します。
特に通信費、保険料、サブスクの見直しは効果が大きいです。
毎月の支払いが整理されると、家計の全体像が見えやすく、不要な支出に気づきやすくなります。
たとえば、スマホを大手キャリアから格安SIMに変えるだけで、月5,000円から1,500円程度に下がることもあります。
まずは毎月かかっている固定費を見直してみましょう。
買い物は原則「メモ買い」を習慣にする
次におすすめなのが、計画的な買い物です。
買い物は必要なものだけをメモしてから出かけるだけで、無駄な購入が減ります。
店内での衝動買いはお金が減る原因になります。
特にスーパーやドラッグストアでは商品が多いため、メモがあるだけで支出を抑えやすくなります。
買うものが決まっていると、買い物時間も短くなりますので、ぜひ試してみてください。
行政相談・消費生活センターを活用する
最後に、困ったときの相談先を知っておきましょう。
契約やお金の相談は、専門窓口を利用することで安心して対処できます。
消費生活センターでは、怪しい勧誘や契約トラブルの相談ができます。
市役所や地域包括支援センターなども頼れる相談先です。
一人で判断しにくい場面では、早めに相談することがトラブルを防ぐ近道になりますので、住んでいる地域の相談窓口を確認しておきましょう。
消費者ホットライン「188(いやや)」は、全国どこからでもかけられる無料の相談窓口で、最寄りの消費生活センターにつながります。
まとめ:老後のお金は「守る知識」で安心に変わる
ここまで、老後のお金を守るためにやってはいけないことと、実践できる対策を見てきました。
老後に気をつけたい行動は次の通りです。
- よく分からないまま契約・購入してしまう
- 高額なリフォーム・布団・健康器具を衝動買いする
- 保険をなんとなく継続・新規加入してしまう
- 「お得」に弱く、過度なまとめ買いをしてしまう
- 生活費の記録をつけない
- 家族や知人にお金を貸す・連帯保証人になる
- ネット・電話の詐欺対策をしないままにする
老後のお金を守るために大切なのは、難しい知識ではありません。
間違った契約や衝動買いを防ぐだけで、老後のお金を守ることができます。
お金を守る力は、誰でも身につけられます。
焦らず、無理をせず、自分に合ったペースで取り組んでいきましょう。
老後は、誰にとっても最初で最後の人生の旅。
わからないことも多く、不安になる日もあるかもしれません。
「老後コンパス」は、そんな旅路に寄り添う
コンパスのような存在であり続けたいと思っています。
これからも、あなたの役に立つ知識や気づきを惜しみなく発信していきます。
もし「少しでも役に立ちそうだな」と感じていただけたら
ぜひ【チャンネル登録】と【高評価】をお願いいたします。
これからも自分らしい老後を楽しんでいきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。

