【老後のお金が不安な方へ】3つの不安と具体的な対策
「老後のお金が足りるのか、不安で眠れない日がある」
「貯金が減っていくのが怖くて、必要なものまで我慢してしまう」
「年金だけで暮らせるのか想像できず、将来を考えるのがつらい」
実は、老後のお金の不安を抱えている人はとても多いんです。
お金を大切にすること自体は悪いことではありません。
でも、不安が大きくなりすぎると、本当に必要な支出や使うべきところが見えなくなることがあります。
今回は、老後のお金の不安を3つの原因に分類して整理する方法と、今日からできる具体的な対策をわかりやすく紹介していきます。
先に今回の内容の結論を少しだけお伝えすると、老後の不安は大きく分けると次の3つです。
① お金の不安
② 健康の不安
③ 1人になったときの不安
この3つを整理するだけで、不安の正体が明確になり、 何をどうすればいいかがはっきり見えてきます。
後半では、支出の見える化のやり方や、使わないともったいない公的制度など、安心につながる具体策も詳しくお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
こんにちは!《老後コンパス》、ナビゲーターのハルトです。
このチャンネルは、僕の60代の両親の不安をきっかけに生まれました。
父は持病と向き合いながら働き、母は早朝から家計を支えています。
そんな二人の姿を見て、老後はまだ先の話ではなく、すぐそばにある現実だと感じました。
今回のテーマも、あなたの不安を少しでも軽くできれば幸いです。
ぜひチャンネル登録をして、続きをご覧ください。
それでは、見ていきましょう!
老後の不安は大きく3つに分けられます
老後の不安は漠然としていて、何から手をつけていいかわからないと感じる方も多いでしょう。
しかし、整理してみると実は大きく3つに分類できます。
① お金の不安
まず最も多くの人が抱えているのが、お金に関する不安です。
老後のお金の不安は多くの場合、次のような形で現れます。
- 「この先、生活費はずっと払っていけるのだろうか?」
- 「年金だけで生活している人は、本当に大丈夫なのかな?」
- 「貯金が減っていくのを見ると、不安で使えなくなる」
特に多いのは、必要な金額がわからないという不安です。
具体的な数字が見えない状態は、想像が膨らむほど不安が大きくなる特徴があります。
また、年金がいくらもらえるかちゃんと把握していないという方も多く、知らないことがそのまま不安につながってしまうケースも少なくありません。
お金の不安は、見えない・わからない・減るのが怖いという3つが重なって大きくなりやすいのです。
② 健康の不安(病気・医療費・介護の心配)
お金の次に大きな不安が、健康に関するものです。
老後を考えるとき、健康の不安は避けて通れません。
- 「病気になったら今の生活を続けられるのだろうか?」
- 「医療費や薬代がどれくらいかかるのか想像がつかない」
- 「もし介護が必要になったら、誰が自分を支えてくれるんだろう?」
こうした不安は、いつ起きるかわからないという点で、お金の不安よりも深刻になりやすい特徴があります。
さらに、健康の不安は「働けなくなったら収入が途絶える」という現実とも結びつき、お金の不安を一気に強めてしまうことも多いです。
「もし倒れたらどうしよう」
「どこまで自立して生活できるんだろう」
そんな想像が頭をよぎると、不安は膨らみやすくなります。
③ 1人になったときの不安(孤独・判断力の低下・生活のこと)
お金と健康の不安に加えて、近年特に増えているのが「1人になったらどうしよう」という不安です。
- 「配偶者が先に亡くなったら、自分はどうやって生活していくんだろう?」
- 「いざというときに頼れる人がいない気がして心細い」
- 「判断力が落ちたら、手続きやお金の管理ができなくなるのでは?」
特に一人暮らしの方や、将来一人になる可能性がある方は、自分が弱ったときの生活がイメージできないことが大きな不安になります。
さらに、緊急時に助けを呼べるか、買い物や家事ができなくなったらどうするか、誰にも気づかれずに体調を崩したらどうなるかなど、こうした「もしもの場面」を想像するほど、漠然とした不安が膨らんでしまうのです。
① お金の不安の解消方法
3つの不安のうち、最も多くの人が抱えているお金の不安から、具体的な対策を見ていきましょう。
老後に必要なお金の「正しい考え方」
まず最初に理解しておきたいのが、老後にいくら必要なのかという点です。
世の中では「老後2000万円不足」などの数字が一人歩きしていますが、実際には人によって必要額はまったく違います。
大事なのは、平均ではなく、あなた自身の暮らしに必要な金額を知ることです。
たとえば、
- 食費はどれくらい?
- 車は必要?
- 家賃は?固定資産税は?
- 趣味にどれくらい使いたい?
こうした自分の生活費を考えるだけで、必要額が一気に具体的になり、不安も落ち着いてきます。
年金の確認と不足分の見える化
自分の生活費のイメージができたら、次は収入面を確認しましょう。
ねんきん定期便やねんきんネットを使えば、自分が何歳から、いくら受け取れるのかがすぐ確認できます。
年金額がわかれば、
- 生活費(出ていくお金)
- 年金(入ってくるお金)
この差を知ることができ、不足分が数字で見えるようになります。
不足分が見えると、
- 「あといくら準備すればいいのか」
- 「いくら節約すればいいのか」
- 「働く必要があるのかどうか」
こういったことが具体的に判断できるようになるので、不安が漠然とした不安から何とかなりそうな問題に変わっていきます。
固定費を見直すだけで不安は大きく減ります
もらえる年金額を確認したら、次は支出を見直していきましょう。
老後の不安を軽くする一番簡単で効果がある方法が、固定費の見直しです。
- 携帯代
- 保険
- サブスク
- 車の維持費
- 住まい関連の費用
このあたりは、大きく下げられる場合が多いです。
固定費が1万円下がると、年間12万円、10年なら120万円の安心につながります。
節約はつらいというイメージがあるかもしれませんが、老後に必要なのは生活を苦しくしない見直しだけです。
無理に我慢する必要は全くありません。
使える制度と、知らないと損する支援
固定費の見直しに加えて、ぜひ活用したいのが公的な制度です。
日本には、老後の生活を支えるための制度がたくさんあります。
しかし、多くの方が名前は聞いたことあるけど使い方がわからないと感じています。
代表的なものは、
- 高額療養費制度
- 医療費控除
- 介護保険サービス
- 年金生活者支援給付金
- 地域包括支援センターの生活相談
などがあります。
制度は知っているかどうかが大きな差になる分野で、うまく活用できると生活の安心感が高まります。
② 健康の不安の解消方法
お金の不安への対策を見たところで、次は健康に関する不安への対処法を確認していきましょう。
健康の不安は、老後の不安の中でもとくに根強いものです。
なぜなら、いつ・どの程度、体が弱るのか予測しづらいため、想像が膨らむほど不安も大きくなりやすいからです。
しかし、健康の不安も知識をつけておくことで、思っている以上に和らげることができます。
ここでは、医療・介護・日々の健康の備えについて、安心につながるポイントをお伝えしていきます。
医療費はどこまで増える?事前に知っておきたいポイント
健康の不安の中でも特に大きいのが、医療費に関する心配です。
「病気になったら、とんでもない医療費がかかるのでは?」
「入院したら何十万円も必要?」
こうした不安を抱えている方はとても多いです。
しかし実際には、70歳以上の医療費には上限額が明確に決まっています。
そのひとつが「高額療養費制度」です。
たとえば、年収156万円から約370万円の方の場合、1か月の自己負担の上限は57,600円です。
もし医療費が20万円、30万円とかかったとしても、実際に支払うのは57,600円までになります。
ただし、注意点もあります。
この制度が適用されるのは保険診療のみで、以下のような費用は対象外です。
- 差額ベッド代
- 入院中の食事代
- 先進医療の費用
- 保険適用外の治療費
そのため、これらの費用が発生する場合は、上限額を超える可能性があります。
では、この「57,600円の区分」に当てはまる人はどんな人でしょうか。
厚生年金を受け取っている多くの方は、この区分に入る可能性があります。
国民年金と厚生年金の平均受給額は、月額約14.2万から14.6万円程度、年額で約170万から175万円程度になります。
つまり、年収156万から370万円の一般所得者区分に該当する方が多く、1か月の医療費の自己負担上限が57,600円程度になる可能性が高いのです。
国民年金のみの場合(自営業・専業主婦など)
平均受給額の月額約5.7万から5.8万円程度、年額約69万円程度である場合は、さらに低い負担区分となり、1か月の負担上限は18,000円程度になる場合があります(外来と入院で上限が異なる場合もあります)
この上限額を知れば、余計な不安を抱えずに済みます。
介護が必要になったときの制度
医療費の次に心配なのが、介護に関することです。
介護に対する不安は、金額よりも状況がイメージできないことが大きな原因です。
- 「自分が動けなくなるのか想像がつかない」
- 「家族に迷惑をかけてしまうのではないか」
- 「施設に入るしかないのか?」
こうした不安を抱える方は、介護保険制度を知っておく必要があります。
たとえば、
- 週に数回のデイサービス
- 自宅に来てくれる訪問介護
- リハビリを受けられるデイケア
- できない家事を支援してくれる介護ヘルパー
など、生活の一部を少し助けてもらうサービスが充実しています。
「介護=いきなり施設」と思われがちですが、実際には自宅で必要な支援を受けながら暮らすケースも多くあります。
介護保険を上手に使えば、不安の多くは軽減できる可能性があります。
今からできる健康の備え(無理なく続けられる習慣)
制度を知ることも大切ですが、そもそも健康を維持することが最も重要です。
ここでは、今からできる健康の備えを紹介します。
健康を守るために必要なのは、特別な運動や厳しい食事制限ではありません。
むしろ老後は、負担なく続けられる習慣のほうが大切です。
散歩やウォーキング。
呼吸が少し弾む程度のスピードで歩くだけで、血流改善や転倒予防につながり、気分も安定しやすくなります。
たんぱく質を意識した食事。
筋肉が落ちると日常生活に影響が出やすいので、卵・魚・肉・大豆などを1回の食事にひとつ入れるだけでも十分です。
睡眠の質を整える。
夜更かしを控えたり、寝る前のスマホ時間を減らすだけで、翌朝の体調が大きく変わります。
無理なく続けられる習慣を積み重ねることで、将来の自分の体に対する安心感も自然と育っていきます。
60代以降の働き方と健康維持の両立
最後に、働くことと健康の関係について触れておきます。
働くことは、収入面の安心だけでなく、生活リズムや気持ちの安定にも大きくプラスになります。
最近は、
- 週2日から3日だけ働く
- 1日4時間から5時間の軽めの仕事をする
- 体に負担の少ない業務を選ぶ
といった、ゆるく働くスタイルを選ぶ方が増えています。
働き続けることが目的ではなく、無理なく社会とつながることが心の健康につながっています。
働き方を工夫するだけで、お金と健康の不安を同時に軽くすることができます。
年をとったから仕事を辞めるのではなく、日数を減らして様子を見る方法もおすすめです。
③ 一人になったときの不安をどう減らすか
ここまで、お金と健康の不安への対策を見てきましたが、最後に「1人になったときの不安」への対処法を確認していきましょう。
「いつか自分は一人になるかもしれない」
この不安は、お金や健康以上に、対策が難しいものかもしれません。
とくに最近は、配偶者が先立つ可能性、子どもと離れて暮らしている、そもそも頼れる家族がいないなど、さまざまな理由で、一人になる未来を意識する方が増えています。
しかし、一人の不安も段階に分けて備えていくことで、無理なく安心に近づくことができます。
一人暮らしの老後に必要なこと(生活・安全・連絡手段)
- 「急に具合が悪くなったらどうしよう」
- 「家の中で倒れたら誰も気づいてくれないのでは?」
- 「買い物や家事ができなくなったら困る」
配偶者に先立たれることを想像し、このような不安を持つ方は多くいます。
このような不安を解消するためには、安全の確保・生活サポート・連絡手段の3つを整えておくと安心につながります。
①安全の確保
転倒しやすい家の段差や滑りやすい床を減らすだけでも、ケガのリスクは変わります。
また、見守りサービス、緊急時の連絡ボタン、地域の安否確認サービスを利用することで、ひとり暮らしでも「もしもの時」に備えることができます。
②生活のサポート
買い物代行や宅配サービス、掃除のサポートなど、必要な部分だけ手伝ってもらえば、自分のペースで暮らし続けられます。
最近は配食サービスも充実しているため、料理が負担になってきた時期でも安心して利用できます。
③連絡手段を整えておく
いざというときに、誰に連絡するかを決めておくだけでも大丈夫です。
家族が遠くにいる場合は、地域包括支援センターや民生委員に相談しておくと心強いでしょう。
判断力が落ちたときの備え(任意後見制度やエンディングノート)
日常生活への備えに加えて、もう一つ考えておきたいのが、判断力が低下したときのことです。
一人で暮らす不安の中でも、「もし将来、判断力が落ちたらどうしよう」という声をよく聞きます。
契約、お金の管理、役所の手続き、病院での説明など、こうした判断が必要な場面は、年齢とともに難しくなることがあります。
そこで役立つのが、「任意後見制度」や「エンディングノート」です。
任意後見制度とは、自分が元気なうちに「この人に将来の手続きをサポートしてほしい」と決めておける制度です。
家族でなくても、信頼できる人や専門職でも選ぶことができ、将来の不安を軽減することができます。
エンディングノートとは、「いざというときに必要な情報」をまとめておけるノートです。
銀行、保険、自分の希望、緊急連絡先などを整理しておくと、自分も周りも困らない安心につながります。
孤独を避ける「ゆるいつながり」の作り方
制度的な備えと並行して大切なのが、人とのつながりです。
老後において、孤独そのものが不安を大きくします。
しかし、無理に友だちを作る必要はありません。
大事なのは、「ちょうどよく、人とつながる」ことです。
たとえば、
- 週1回のサークルや講座
- コミュニティセンターのイベント
- 散歩で顔を合わせる近所の人
- SNSで同じ趣味の人を見る
- 図書館に行く習慣を作る
こうした、ゆるい関係があるだけでも、心の安心は大きく違ってきます。
誰かと話す予定があるというだけで、生活にメリハリが生まれ、気持ちも安定しやすくなります。
地域のサポートを活用する(知らないと損する仕組み)
最後に、一人暮らしの不安を軽減するために知っておきたいのが、地域のサポートです。
一人暮らしの不安は、地域の支援で解決できる場合があります。
- 見守りサービス
- 高齢者相談窓口
- 配食・買い物サポート
- 外出支援
- ボランティア訪問
「相談できる場所がある」
「いざというとき助けてくれる人がいる」
この認識があるだけで、将来への不安は軽くなります。
どのようなサポートがあるかは自治体ごとに異なります。
気になる方は、高齢者の総合相談窓口である地域包括支援センターに問い合わせてみてください。
まとめ:老後の不安は「3つに分けて整理する」だけで軽くなる
ここまで、老後の不安を3つに分けて、それぞれの対策を見てきました。
老後の不安というのは、ひとつひとつが大きく見えるものですが、実は今回お伝えしたように、「お金・健康・1人になったとき」という3つに分けて考えるだけで、整理しやすくなります。
お金の不安に対しては、必要な生活費や年金額を「見える化」すると、不安の正体が数字としてつかめるようになります。
健康の不安に対しては、医療費の上限や介護の制度を知るだけで、「最悪の場合でもいくら用意しておけば大丈夫」という安心材料が増えます。
1人になったときの不安に対しては、生活のサポートや地域の仕組みを前もって知っておくことで、「もしものとき」に備えることができます。
そして何より大切なのは、不安は抱え込むものではなく、整理して軽くするものだということです。
あなたが安心して過ごせるために、今回の内容が少しでもお役に立てば嬉しいです。
老後は、誰にとっても最初で最後の人生の旅。
わからないことも多く、不安になる日もあるかもしれません。
「老後コンパス」は、そんな旅路に寄り添うコンパスのような存在であり続けたいと思っています。
これからも、あなたの役に立つ知識や気づきを惜しみなく発信していきます。
もし「少しでも役に立ちそうだな」と感じていただけたら、ぜひ【チャンネル登録】と【高評価】をお願いいたします。
これからも自分らしい老後を楽しんでいきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。

