老後のお金
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【定年後のリアル】老後お金がないとどうなる?現実に起きる問題を紹介します!

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「貯金がほとんどないまま老後を迎えそうで怖い…」

「年金だけで本当に暮らしていけるのか不安…」

「生活が苦しくなったら、誰に頼ればいいの?」

老後にお金がないという現実は、決して一部の人だけの話ではありません。

実際、60代の約3割が貯金ゼロ・またはほとんどない状態とも言われています。

そのまま対策をしなければ、住まいや食事、医療、孤独など、さまざまな問題が一気に押し寄せてくるのが「お金のない老後」のリアルです。

今回は、お金がない老後に起こりうる現実的な問題と、体験談・公的制度・今からできる備えまで、わかりやすく解説していきます。

先に少しだけ結論をお伝えすると、何も知らずに迎える老後こそが最大のリスクです。

今回の内容を知ることで、将来の不安を小さくし、今から自分にできる準備が見えてきますので、ぜひ最後までご覧ください。

不安な老後に、確かな道しるべ

また、このチャンネル《老後コンパス》は、60代の両親をきっかけに生まれました。

父は持病と闘いながら仕事を続け、母は毎朝コンビニで家計を支えています。

『お金は大丈夫かな』

『この先働けるかな』

そんな不安を口にする二人を見て、老後はまだ先じゃなく

すぐそばにあると感じました。

そんな他人事ではない不安を、少しでも軽くするヒントを発信しています。

ぜひチャンネル登録をして、続きをご覧ください。

それでは見ていきましょう!

お金がない老後に実際に起きること

老後にお金がない状態になると、ただ不便になるだけでは済みません。

生活の質の低下、健康の悪化、精神的な孤立など、さまざまな問題が連鎖的に起こるのが現実です。

老後にお金が足りないことで具体的にどのような問題が起こるのか、様々な視点からリアルに解説していきます。

年金だけでは生活費が足りなくなる

多くの人が老後の主な収入源にする「年金」ですが、実際には生活費をまかなうには足りないことが多いのが現状です。

総務省の家計調査によると、60代後半〜70代の夫婦2人世帯の月々の支出は約25万円前後。

一方、年金の平均受給額は、夫婦2人で月におよそ20万円前後。

つまり、毎月5万円近い赤字が生じている家庭も少なくありません。

その差を埋めるためには貯金を切り崩すしかなく、貯金がない人はすぐに生活が破綻してしまうリスクがあります。

貯金ゼロのまま迎える老後のリスクとは?

また60代の約3割が、貯金ゼロもしくは100万円未満という調査結果も出ています。

そういった状態で退職を迎えた場合、起きうるリスクは次の通りです。

  • 家電や住宅設備の故障に対応できない
  • 医療費や介護費が払えない
  • 子や孫への援助、交際費を削れず、さらに困窮
  • 税金や保険料の滞納に追われる

特に怖いのは、突発的な出費に耐えられないこと。

たった一度のトラブルで、一気に生活が立ち行かなくなる危険性があるのです。

頼れる人がいないと「孤立」と「生活困窮」が現実に

また、お金がないということは、老後の選択肢が減るということでもあります。

  • 高齢者施設に入れない
  • 介護サービスを受けられない
  • 趣味や外出が制限され、人と会う機会も激減
  • 孤独死リスクが高まる

さらに、頼れる家族がいない、相談できる相手がいないという状態では、金銭的困窮がそのまま社会的孤立につながってしまうのです。

現実には、誰にも助けを求められずに生活保護を受けることすらできない人もいます。

お金の問題は、単なる「数字の不足」ではなく、生き方そのものに深く関わる重大な問題なのです。

「老後お金がない人たち」のリアルな声

老後にお金がなくて困窮する…と聞いても、どこか他人事に感じてしまう方もいるかもしれません。

しかし、実際にその状況に陥った方たちは、意外にもごく普通の人たちです。

次からは、3つの事例を通して「老後にお金がない」という状態がどれほど厳しく、また、どんな選択を迫られるかを見ていきましょう。

①生活保護を受ける決断をした70代女性

独身のまま70代を迎えたFさんは、退職金がほとんどなく、年金も月10万円以下。

パート収入も健康上の理由で継続できず、月々の生活費が完全に赤字の状態になっていきました。

数か月後、光熱費の滞納や食費の削減が限界に達し、「これ以上は無理」と感じ、ついに生活保護を申請。

申請するまでには、「迷惑をかけるのでは?」「恥ずかしい」という葛藤がありましたが、相談員の丁寧な対応により、ようやく安心できる生活を手に入れることができました。

彼女はこう語ります。

「もっと早く相談すればよかった。制度は困った人のためにあるものだと、やっと理解できました。」

②家賃が払えずネットカフェで暮らした60代男性

Bさんは、60歳でリストラされ、再就職も叶わないまま、失業保険の受給期間が終了。

わずかな貯金を切り崩して生活していましたが、2年後には完全に底をつき、家賃を払えずにアパートを追い出されてしまいました。

その後は、24時間営業のネットカフェで寝泊まりをしながら、日雇いの仕事で何とか食いつなぐ日々。

Bさんは「ホームレスだけにはなりたくない」という一心でネットカフェを選んでいましたが、収入が安定せず、医療にもかかれない不安が常にありました。

「一度、体を壊してしまえば、終わりだと感じていた」と語るBさん。

誰でも陥る可能性のある現実です。

③支援制度を知らず苦しんだ70代男性

一人暮らしのCさんは、年金収入が月7万円のみ。

近所付き合いも少なく、頼れる人も情報源もほぼゼロの状態でした。

病気で外出が難しくなったときも、医療費が払えないのではと病院に行かず、状態を悪化させてしまいました。

そんな状況を変えたのは、たまたま訪問してきた地域包括支援センターの職員でした。

「自分のような人間でも助けてもらえるとは思わなかった」と話すCさん。

その後、医療費助成制度や福祉サービスの利用を通じて、徐々に生活を立て直すことができました。

お金がない老後は、「恥ずかしい」「誰にも相談できない」という心理が働き、余計に状況を悪化させてしまう傾向があります。

だからこそ「どんな制度があるのか」「どうやって相談すればいいのか」を事前に知っておくことが、最大の備えになります。

お金がない老後に使える制度・支援

「老後にお金がない」という現実に直面したとき、多くの人が頼れる制度の存在を知らないまま苦しんでいます。

しかし、実際には国や自治体が用意している支援制度は数多くあり、正しく知って利用すれば、最低限の生活を守ることは十分可能です。

次からは、老後の生活を支える3つの重要な支援制度を分かりやすくご紹介していきます。

①生活保護・高齢者向け住宅など公的セーフティネット

生活に困ったときの最終手段として知られる「生活保護」

ハードルが高く感じるかもしれませんが、一定の条件を満たせば高齢者も対象となり、実際に多くの方が活用しています。

生活保護のポイントはこちらの通り。

  • 年齢に関係なく申請可能(年金受給中でも対象になる場合あり)
  • 家賃・食費・光熱費などの最低限の生活費を支給
  • 医療費も原則無料に
  • 持ち家や車があってもすぐにはNGにならないケースもある

また、「高齢者向け優良賃貸住宅」「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」など、低所得でも安心して住める住居制度もあります。

これらは民間の賃貸よりも費用が抑えられ、見守りサービスや安否確認がついている場合もあります。

②高額療養費制度・医療費助成などの医療系支援

お金がない老後でも、医療費を理由に治療をあきらめる必要はありません。

「高額療養費制度」は、一定額を超えた医療費が返ってくる制度で、年金暮らしの方にとって非常に重要です。

高額療養費制度とは?

1か月の医療費が自己負担限度額を超えた場合、その分が戻ってくる

年金生活者の自己負担限度額は、月18,000円〜57,600円ほど(収入による)

申請は健康保険組合または市町村窓口へ

このような制度です。

その他にも

「重度心身障害者医療費助成」「ひとり親家庭医療費助成」「難病医療費助成」など、自治体独自の医療支援も存在します。

「通院を我慢する前に、窓口で相談すること」が何よりも大切です。

③地域包括支援センターの活用と相談の第一歩

「どの制度を使えばいいか分からない」

「どこに相談すればいいのかも分からない」

そう感じたら、まずは「地域包括支援センター」へ相談することをおすすめします。

地域包括支援センターとは?

全国すべての市区町村に設置されている公的な相談窓口

高齢者の生活・介護・健康・金銭トラブルなどを一括サポート

利用は無料・予約不要のところが多い

福祉や法律の専門職が在籍し、適切な制度へつないでくれる

といったように、特に一人暮らしで頼れる人がいない高齢者にとって、命綱になる存在です。

「こんなことで相談してもいいのかな…」と思わず、まずは一度話してみることで、解決の糸口が見えてくるはずです。

老後にお金がない状況でも、「制度を知っているか」「相談できるか」で未来は大きく変わります。

支援を受けることは恥ではありません。

むしろ知らないまま苦しむことこそ、最大の損失といえるのではないでしょうか。

まとめ

老後にお金がない状態は、誰にとっても他人事ではありません。

年金だけでは生活が成り立たず、貯金がなければ予期せぬ出費に耐えられない…

そうした現実が、今この瞬間も多くの高齢者に降りかかっています。

しかし、最も怖いのは「お金がないこと」そのものではなく、何も知らず、何の備えもせずに老後を迎えてしまうことです。

困窮した人たちの声に共通していたのは、「もっと早く知っていれば」「相談する勇気があればよかった」という後悔でした。

支援制度は存在していても、知らなければ使えず、頼れなければ意味がありません。

だからこそ、老後の不安に立ち向かうためには、情報を得ること、行動することが何より大切です。

お金の問題は、誰にでも起こりうる現実です。

しかし、「どう生きるか」「どう備えるか」で、老後の不安は確実に小さくできます。

「何もしないこと」が一番のリスクですので、知った今この瞬間から、あなたの老後は変えられます。

老後は、誰にとっても最初で最後の人生の旅。

わからないことも多く、不安になる日もあるかもしれません。

「老後コンパス」は、そんな旅路に寄り添う

コンパスのような存在であり続けたいと思っています。

これからも、あなたの役に立つ知識や気づきを

惜しみなく発信していきます。

もし「少しでも役に立ちそうだな」と感じていただけたら

ぜひ【チャンネル登録】と【高評価】をお願いいたします。

これからも自分らしい老後を楽しんでいきましょう!

最後までご覧いただき

ありがとうございました。

不安な老後に、確かな道しるべ
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当サイトの運営者である私の父と母は60代前半。
関東の自宅で、あと5年残る住宅ローンを返しながら暮らしています。
父は長年正社員として働いてきましたが、持病が悪化し、今は通院を続けながら、私の事業を手伝ってくれています。
母は結婚してからずっとパート勤務を続け、今も週5日、早朝のコンビニで働いています。
そんな二人の会話には、いつも「お金は大丈夫かな」「この先、働けるだろうか」という言葉がついてまわります。
両親がちょうど60代を迎えた今、「老後」は私にとっても他人事ではなく、すぐそばにある現実になりました。
このサイトは、そんな親の姿を通して感じた「老後をどう生きるか」という問いから生まれました。
同じように不安を抱える方や、これから老後を迎える方にとって、少しでも安心や気づきにつながる場になれたら嬉しいです。
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